Manufacturing
ものづくり

粗形材工程
加工・組付工程

STEP1ダイキャスト

薄くて軽量で丈夫なハイブリッドトランスアクスルやDirect Shift-CVTの
アルミケースなどをつくっています。
原料であるアルミインゴットを溶解炉で溶解し、
溶かしたアルミを大型の金型に流し込んで部品をつくります。

プレス

大きな一枚の鉄板から、大型プレスマシンで一気に大きな力で打ち抜き、
たくさんの種類のパーツをつくります。

鍛造

トランスミッションに使われる歯車の素となる部品をつくります。
●熱間鍛造 切断されたビレット(丸棒鋼材)を1,200℃に加熱し、鍛造します。
●冷間鍛造 切断されたビレット(丸棒鋼材)を常温で鍛造します。

熱処理

ギアやシャフトなど、車が走るときに特に大きな力がかかる部分は、
加熱して強度を高めます。

Next Step
加工・組付工程

Interview インタビュー

トヨタ車を見る度に
やりがいを感じます。

素形材製造部

大城 翔さん / Sho Ohshiro

Die-cast

大城さんは、トヨタ自動車北海道の製品づくりで最も上流にある「ダイキャスト」を担当しており、大型の金型でアルミを鋳造し、ハイブリッドトランスアクスルやDirect Shift-CVTに使われるアルミケースをつくっています。危険を伴うアルミの鋳込み作業こそロボット化されていますが、金型から取り出されたアルミ製品に付着するバリなどを除去する後処理、外観不良などの不具合がないかを調べる作業は、一つ一つ、人の手によって行われています。「不良品を出さないためには、ちょっとした変化に少しでも早く気づくことが大切。抜き取り検査もしていますが、私たちが作業しながら目視することで、微妙な変化に気づくことができ、そういう感覚はまだまだ人間の方が優れているんです」。高校を卒業後に入社して、まもなく10年目。「車そのものをつくっているわけではないですが、外でトヨタ車が走っているのを見ると、自分がつくった製品が載っていると感慨深く思うことがあります。つくっているものが可視化されているというのはやりがいがあります」。